根本祐二
1978年東京大学経済学部卒。同年日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。経済企画庁調整局委嘱調査員、米国ブルッキングス研究所客員研究員、同行設備投資研究所主任研究員、関西支店企画調査課長、プロジェクトファイナンス部次長、首都圏企画室長等歴任後、2006年、東洋大学に世界初のPPP専門の社会人大学院を立ち上げるにあたり、同行地域企画部長を経て現職に就任。現在、大学院経済学研究科公民連携専攻長、PPP研究センター長を兼務。専門は地方創生、PPP、インフラ。主な著書に「豊な地域はどこが違うのか」(ちくま新書)、「朽ちるインフラ」(日本経済新聞出版社)ほか。内閣府PFI推進委員、自治体の公共施設マネジメント関連委員会委員長等公職多数。PPPでは、民間提案方式などより民間の知恵を発揮できる方式を研究し、我孫子市、滋賀県、さいたま市などで実践に参加し、国全体の制度設計に貢献。インフラ分野では、日本で初めて老朽化問題にメスを入れ、その後の公共施設等総合管理計画への政策転換に大きな影響を及ぼすとともに、新たな政策として「省インフラ」を提唱し数十社の民間企業とともに省インフラ研究会を開催している。