(2019/4/16追記)
本講座(第7期)は2019年2月12日をもって受付を終了しました。
現在、第8期(2019年4月16日開講)の受講登録を受け付けております。
こちらのページをご参照ください。
講座概要
総務省統計局が提供する入門編講座がリニューアル。データ分析の基本的な知識を学べます。
講座内容
今、ビジネスの現場では、統計的な思考力によって様々な課題を解決していく能力、すなわち"データサイエンス"力の高い人材が求められている。このようなことを踏まえ、本コースでは"データサイエンス"力の向上を目指し、事例なども踏まえ、データ分析の基本的な知識を学ぶ。
コースは4つの部分に分かれている。第1週では、社会でデータがどのように活用されているかについて、実際のデータを用いた分析事例を紹介する。第2週では、データを理解し、分析する際に必要な統計学の基礎について学ぶ。第3週では、日ごろ目にすることの多いデータの見方について学ぶ。第4週では、誰もが入手可能な公的統計データをインターネットを用いて簡単に取得する方法について説明する。
※本講座の「課題内容」は2018年5月29日に公開したものと同じ内容です。
各週のテーマ
第1週:統計データの活用
~コースへの導入、分析事例から分析に用いる統計的な考え方、データの見方への導入を図る~
- 大人がデータサイエンスを学ぶべき理由~はじめに
- データサイエンスと統計~データサイエンスに基づいて課題を解決する能力を身に付けよう
- 平均値の見方~分析事例(1)~"平均値"にだまされない
- M字カーブの改善効果~分析事例(2)~少子高齢化社会を支える労働力人口の増加のために
- 普及率の地域間比較~分析事例(3)~太陽光発電システムの普及率
- 付加価値額と非正規職員比率の関係~分析事例(4)~付加価値額の産業間比較
- スポーツをデータで科学する~分析事例(5)~ワールドカップで勝つためには
- 合計特殊出生率の見方~分析事例(6)~都道府県別合計特殊出生率から見る少子高齢化
- 国際比較データから日本社会を読み解く~分析事例(7)~国際比較データから見る平均寿命とGDPの関係と日本の特徴
第2週:統計学の基礎
~データ分析に必要な統計学の基礎を学ぶ~
- 代表値~平均値・中央値・最頻値~たくさんのデータをひとつの数値であらわそう
- 分散・標準偏差~データの中の違いをあらわそう
- 四分位・パーセンタイル・箱ひげ図~データの分布を表現しよう
- 関係の見方・相関係数~データの間の関係を表現しよう(1)
- 回帰分析~データの間の関係を表現しよう(2)
- 標本分布~統計数値の精度を知ろう(1)
- 信頼区間~統計数値の精度を知ろう(2)
第3週:データの見方
~データの見方について基本的な方法を学ぶ~
- 統計表の見方~実際のデータを見てみましょう
- 比率の見方(1)-クロスセクションデータ~比率の活用
- 比率の見方(2)-使い方と注意点~比率を使った分析
- 時系列データの見方(1)-基礎編~時間とともに観測されるデータ
- 時系列データの見方(2)-発展編~様々な調整
- 時系列データの見方(3)-分析編~予測をしてみましょう
第4週:公的データの使い方とコースのまとめ
~誰もが入手可能なデータである公的統計データの入手方法を学び、コースのまとめを行う~
- 政府統計とは~統計局の統計調査の紹介
- 公的統計データの入手方法~e-Statの紹介/e-Statの主な機能
- e-Statの使い方(人口ピラミッド)~データベース機能を利用して人口ピラミッドを作ってみよう
- 統計ダッシュボードの使い方~統計ダッシュボードの紹介/統計ダッシュボードを使ってみよう
- 地図で見る統計(jSTAT MAP)の主な機能~jSTAT MAPの紹介/jSTAT MAPの主な機能
- 地図で見る統計(jSTAT MAP)の使い方~jSTAT MAPを使って地図上にデータをあらわしてみよう
- コースのまとめ~データサイエンス力の向上を目指して
講師・スタッフ紹介
西内 啓
統計家・株式会社データビークル代表取締役。修士(保健学)。
東京大学医学部卒(生物統計学専攻)。東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、大学病院医療情報ネットワーク研究センター副センター長、ダナファーバー/ハーバードがん研究センター客員研究員を経て、2014年より現職。2014年11月に株式会社データビークルを創業。2014年に「ビジネス書大賞」、2017年に「統計学会出版賞」を受賞したシリーズ累計48万部を超えるベストセラーとなった『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社刊)など著書多数。
伊達 平和
滋賀大学データサイエンス学部講師。博士(教育学)。
京都大学教育学部、同大学院教育学研究科卒業後、日本学術振興会特別研究員(PD)、滋賀大学データサイエンス教育研究センター助教を経て、2017年より現職。日本社会学会会員。専門分野は家族社会学・社会調査。
土屋 隆裕
横浜市立大学データサイエンス学部教授。博士(教育学)。
東京大学教育学部卒業後、統計数理研究所助手、同教授を経て、2018年より現職。日本統計学会、日本行動計量学会、日本分類学会、日本心理学会、日本教育心理学会会員。専門分野は統計調査法。
佐藤 整尚
東京大学大学院経済学研究科准教授。博士(工学)。
東京大学経済学部卒業後、統計数理研究所助手、同助教授を経て2013年より現職。日本統計学会、日本計算機統計学会、日本ファイナンス学会、日本金融・証券計量・工学学会会員。専門分野は金融時系列分析。
千野 雅人
総務省統計局長。
総理府入府。統計局において、経済統計課長、国勢統計課長、調査企画課長を歴任。独立行政法人統計センター理事、総務省大臣官房審議官(恩給、統計担当)、統計局統計調査部長などを経て、2017年4月より現職。
佐伯 修司
総務省統計局統計調査部長。
総理府入府。独立行政法人統計センター総務課長、統計局総務課長、総務省大臣官房秘書課長、総務省大臣官房審議官(大臣官房調整部門、行政管理局、統計局、統計情報戦略推進担当)などを経て、2017年7月より現職。
柿原 謙一郎
総務省統計局統計利用推進課長。
総務庁入庁。内閣官房内閣広報室企画官、総務省人事・恩給局企画官、内閣府規制改革推進室参事官、統計情報システム課長などを経て、2017年より現職。
永井 恵子
総務省統計局国勢統計課労働力人口統計室課長補佐。
総務庁入庁。統計局において、国勢調査、家計調査、消費者物価指数(CPI)の作成などを担当した後、内閣府経済社会総合研究所において国民経済計算(SNA)の推計に従事。その後、統計局において、データサイエンス・オンライン講座の立上げに携わる。2016年より現職にて労働力調査の公表業務等を担当。
西田 亜衣
総務省統計局統計利用推進課係長
総務省入省。独立行政法人統計センター、統計局消費統計課、調査企画課などを経て、2016年より現職。広報業務などに従事。
河合 李奈
総務省統計局統計情報システム管理官付。
総務省入省。中部管区行政評価局を経て現職。政府統計の総合窓口(e-Stat)の企画など、統計オープンデータの利活用促進に携わっている。
亀本 薫
独立行政法人統計センター 統計情報・技術部 共同利用システム課 地域・標準担当 係長。
総務庁入庁後、独立行政法人統計センターにおいて、政府統計の総合窓口(e-Stat)などを提供する政府統計共同利用システムの設計運用業務に2010年から従事。主に、e-StatのGIS機能の構築及び運用について携わっている。
※講師の肩書き等の情報は講座制作当時(2018年5月)のものとなります。