秋草 俊一郎(あきくさ しゅんいちろう)
日本大学大学院総合社会情報研究科准教授。 東京大学人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。 研究分野は、ウラジーミル・ナボコフ、比較文学、翻訳論など。 著書に『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』、訳書にドミトリイ・バーキン『出身国』、シギズムンド・クルジジャノフスキイ『未来の回想』など。
黒澤明の『羅生門』や村上春樹の『海辺のカフカ』は日本文化であると同時に世界文化資産でもあります。「真相は藪の中」という認識やオイディプス王の普遍的な物語を伝え、また、私たちの世界がカフカエスク、ハイパーリアルであって、時には空から魚が降り、猫が人の言葉を話すこともあると教えてくれるからです。文化翻訳は、このようなイメージやアイディア、価値や伝統、神話や物語を翻訳・翻案し、変容させて世界中に広め、伝える営みです。
本講座では、日本文化を焦点に、文学、映像、漫画、パフォーマンスの領域ごとに文化翻訳の諸相を紹介します。芥川龍之介の「羅生門」とモダニティ、日中詩文学の相互翻訳、半沢直樹と香港民主化運動、文化翻訳プラットホーム『コミックビーム』、谷口ジローの日仏遍歴、ミュージカル『太平洋序曲』日米似姿競演などを取り上げ、翻訳家・演出家・編集者・制作者の仕事、また、読者・観客・視聴者の応答も含めたインタラクティブな「翻訳」プロセスを説明します。翻訳・翻案・変容が文化の本質であり、日々の生活において私たち一人一人が文化翻訳者であることを改めて理解いただけるでしょう。
日本大学大学院総合社会情報研究科准教授。 東京大学人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。 研究分野は、ウラジーミル・ナボコフ、比較文学、翻訳論など。 著書に『ナボコフ 訳すのは「私」――自己翻訳がひらくテクスト』、訳書にドミトリイ・バーキン『出身国』、シギズムンド・クルジジャノフスキイ『未来の回想』など。
日本大学国際関係学部教授・東京大学名誉教授。 東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化専攻課程修了(文学修士)。 研究分野は、比較文学比較文化、アメリカ文学、翻訳論。 日本比較文学会元会長。
日本大学芸術学部映画学科教授。 国際交流基金及び朝日新聞社勤務後、2009年より現職。 専門は映画史、映画ビジネス。仏語からの翻訳に『魔術師メリエス』、共著として『日本映画の海外進出文化戦略の歴史』、『日本映画の誕生』など。
日本大学国際関係学部教授・日本大学総合社会情報研究科教授。 東日本漢語教師協会会長。 専門分野は日中対照言語学研究、和歌・俳句の翻訳研究。 大学院では中国言語文化特講、漢字文化特講、現代中国文化特講を担当。
日本大学文理学部教授 東京教育大学大学院文学研究科修士課程終了(文学修士)。 専門は20世紀、特に両大戦間のフランス文学。主な研究対象は詩人レオン=ポール・ファルグ。比較文学にも関心を寄せ、第一回十字軍の英雄タンクレーディの通時的研究や、近代日本文学と同時代のフランス文学の関係に研究領域を広げている。
立教大学名誉教授。 イリノイ大学大学院比較文学研究科 Ph. D.(比較文学)。 研究分野は、比較文学、英米文学、欧米演劇、パフォーマンス・スタディーズ。
日本大学大学院総合社会情報研究科教授。 国際基督教大学大学院教育学研究科教育方法学専攻視聴覚教育専修(教育学修士)。 研究分野は、言語教育、日本語教育、教育工学。
日本大学大学院総合社会情報研究科教授。 イリノイ大学大学院アジア研究科修士課程修了(MA)。 日本大学大学院国際関係研究科 博士(国際関係)。 研究分野は、比較文学・比較文化、英米文学・文化。
『コミックビーム』(KADOKAWA・エンターブレイン)編集長。
日本テレビ制作局 ディレクター(兼プロデューサー)。 NHKを経て、2007年日本テレビ入社。 主な演出作品:NHK連続テレビ小説「あすか」、「ファイト」、大河ドラマ「功名が辻」、 日本テレビ 「齋藤さん」、「齋藤さん2」、「ギネ」、「ブルドクター」、「アイシテル」、「家族化します~ファミリーコンプレックス~」、「東京全力少女」、「最高のおもてなし」、「エンジェルハート」、「そして誰もいなくなった」
翻訳家。 翻訳書:デイヴィッド・ダムロッシュ『世界文学とは何か?』共訳(国書刊行会)、ウィンザー・マッケイ他著『[原寸版]初期アメリカ新聞コミック傑作選1903-1944』柴田元幸監訳・共訳(創元社)、ジェイ・ルービン著『日々の光』柴田元幸・共訳(新潮社)他。
日本で留学歴あり、出版社、テレビ局、ニュースサイトなどの仕事を経て、現在は中日両国政府が相互設立した文化施設—東京中国文化センターで文化交流に関する仕事に従事している。
日本大学大学院総合社会情報研究科文化情報専攻修了
日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程文化情報分野2年
日本大学大学院総合社会情報研究科博士前期課程文化情報専攻2年
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