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アートの力とマネジメント


受講登録は終了しました

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  • 講座番号:ga078
  • 受講開始日:2017年2月14日
  • 想定される勉強時間/週:2,3時間程度

(2018/2/6追記)
本講座(第1回)は2017年3月30日をもって受付を終了いたしました。
現在、第2回(2018年3月6日開講)の受講登録を受け付けております。
こちらのページをご参照ください。

講座内容

アートが新たに活躍できる場所について考えてみましょう。近年、美術館や劇場、コンサートホールといった従来の定位置ではなく、大きな困難や課題を抱えた人々に寄り添うかたちで、アートが社会の隙間に浸透していっています。本講座では、そういったアートの現場を訪ねながら、アートが社会や人々にどういう作用を果たし得るのか、同時に、アートそのものにどんな変化が起こっているのか、などということを考えてみたいと思います。

また、アートが浸透するためには環境を整える必要があります。規格外のアートですから工夫を凝らしたマネジメントが必要です。その方法論にも光をあて、少しでも皆さんに身近なものとして感じていただきたいと思っています。


第1週:アートの力

  • 新たなアートの現場へ
  • 障害のある人のアート:たんぽぽの家(奈良県)
  • 大資本に抗う村:マンティン村(マレーシア)
  • 病院のアート:四国こどもとおとなの医療センター(香川県)

第2週:アートによる復元力(レジリエンス)

  • 貧困・孤独と向き合うアート:ココルーム(大阪府)
  • コミュニティの再生:ナンロン地区(タイ)
  • 大災害からの復興と芸能:普代村(岩手県)
  • 過疎と向き合う芸能:十津川(奈良県)

第3週:アーツマネジメントについて

  • アーツマネジメントとは何か?
  • 新たなタイプのアーツマネジメント:社会的包摂
  • なぜアートを用いるのか?:動機
  • 適切な組織運営:準備

第4週:未来の社会と向き合う

  • 人を動かす:実施
  • なんのための評価?
  • アーツマネジメントのエティカ
  • アートによる新しい風景へ

講師・スタッフ紹介

中川 眞

中川 眞(なかがわ しん)

大阪市立大学大学院文学研究科 教授 国際センター所長、学長特別補佐。1951年 奈良県生まれ。京都大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業、大阪大学大学院芸術学専攻修士課程修了。大阪大学文学部助手、京都市立芸術大学音楽学部講師、助教授を経て、大阪市立大学文学研究科教授。2001年「音と環境の芸術学」で大阪芸術大学博士号(芸術文化)を取得。サウンドスケープの研究でサントリー学芸賞、京都音楽賞、小泉文夫音楽賞、インドネシアとの文化交流の功績でインドネシア共和国外務省功労賞、アーツマネジメントの実績で日本都市計画家協会賞特別賞《地域部門》、第3回ゆめづくりまちづくり賞「優秀賞」を代表受賞する。サウンドスケープ、アジアの民族音楽、サウンドアート、アーツマネジメントの研究を行いながら、ガムラン合奏団とピーパート合奏団を大阪にて創設し、国の内外にて演奏活動を行う。

【主な著書】
『音は風にのって』1997、平凡社
"Musik dan Kosmos: Sebuah Pengantar Etnomusikologi". 2000、Yayasan Obor Indonesia, Jakarta 【インドネシア語】
"Kyoto - Klaenge des Kosmos". 2000、Merve Verlag, Berlin 【ドイツ語】
『音のかなたへ』2001、日本放送出版協会
『サワサワ』2003、求龍堂
『平安京 音の宇宙 増補改訂版』2004、平凡社
『サウンドアートのトポス - アートマネジメントの記録から』2007、昭和堂
『アートの力』2013、和泉書院

沼田 里衣

沼田 里衣(ぬまた りい)

大阪市立大学都市研究プラザ博士研究員。神戸大学総合人間科学研究科博士後期課程終了(学術博士)。2005年より音遊びの会主宰、2014年よりおとあそび工房主宰。知的障害者、乳幼児、小学生や高齢者と即興音楽ワークショップや公演活動を行う傍ら、技術や価値観の差異を超えた音楽作りについて研究を続けている。2013年、音遊びの会のイギリスツアーの様子がNHKのEテレで紹介される。日本音楽即興学会理事。日本音楽療法学会認定音楽療法士。

共著に『障がいのある人の創作活動―実践の現場から』(あいり出版、2016年)、『ソーシャルアート:障害のある人とアートで社会を変える』(学芸出版社、2016年)、『公共文化施設の公共性 運営・連携・哲学』(水曜社、2011年)、共訳書『分析的音楽療法とは何か』(音楽之友社、2003年)、論文“The Otoasobi Project: Improvising with Disability” (Music and Arts in Action, Vol.5(1), 2016)、「コミュニティ音楽療法における音楽の芸術的価値と社会的意味」(『日本音楽療法学会誌』第10巻第1号)など。

前提条件

特になし

課題内容

毎週のテストと、最終課題を課します。

修了条件

得点率60%以上

学習期間

4週間

※受講登録するとお客様の利用者情報は講座提供者(講師)に共有されます。詳しくは 利用規約プライバシーポリシーをご覧ください。

  • 講座番号:ga078
  • 受講開始日:2017年2月14日
  • 想定される勉強時間/週:2,3時間程度