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解明:オーロラの謎


受講登録は終了しました

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  • 講座番号:ga079
  • 受講開始日:2018年10月31日
  • 想定される勉強時間/週:2,3時間程度

(2019/4/25追記)
本講座(第3回)は2018年12月12日をもって受付を終了いたしました。
現在、第4回(2019年6月19日開講)の受講登録を受け付けております。
こちらのページをご参照ください。

この講座には「通常コース(無料)」のほか、オンライン講座と対面授業を組み合わせた「対面学習コース(有料)」があります。

*「対面学習コース(有料)」は、申し込みの前に「通常コース(無料)」(オンライン講座)の受講登録が必要となります。
*対面学習コース(有料)では、対面授業を12月1日(土)仙台で開催します。
午前開講講座の対象は高校生以下で、参加費は無料です。内容は高校生向けにアレンジしております。(同伴者がいらっしゃる場合は、申込みページの記載内容をご承諾のうえでのご登録をお願いいたします。)
*対面学習とは http://gacco.org/face-to-face.html

  • 通常コース(無料)
  • お申込み方法
    講座詳細ページ
    (本ページよりすぐにお申込みいただけます)
  • コース内容

    オンライン学習
  • 対面学習コース(有料)
    • お申込み方法
      外部サイト「Peatix」よりお申込みいただけます。
    • コース内容



      2018/12/1(土)午前
      仙台にて開催

    • 対象:高校生以下(無料)
    • お申込み方法
      外部サイト「Peatix」よりお申込みいただけます。
    • コース内容



      2018/12/1(土)午後
      仙台にて開催

    • 対象:一般(有料)

講座内容

寒い地域の夜空を彩るオーロラについて、光る仕組み、出現の特性、突然爆発する様子、そして、オーロラのエネルギーの流れなどについて講義します。

講師は、人工衛星による宇宙観測を推進している宇宙科学研究所にて、オーロラ観測衛星プロジェクトに携わり、オーロラ研究の最前線を経験したのち、安全な宇宙開発のために、JAXAにて、太陽環境変動の研究を進めました。そして、現在、東北大学惑星プラズマ・大気研究センターにて、望遠鏡群を用いて、太陽惑星環境を研究しています。

今回の舞台は、地球周辺の宇宙空間ですが、木星や土星にも、オーロラ現象は見られます。これらの惑星のオーロラの原因は太陽であることが、人工衛星や惑星探査機の活躍によって、明らかになってきました。太陽表面の絶え間のない変動、特に黒点の変動と、その影響を強く受ける惑星周辺の宇宙空間について、最新の人工衛星と地上望遠鏡の成果を基に、解説します。

そして最後に、地球のオーロラの光が、生命活動によって作られた酸素の光であることを確認し、これから始まる地球外生命探査の可能性で締めくくります。

※本講座は、2017年2月に開講した第1回及び2017年11月に開講した第2回と同じ内容となり、課題の一部を変更しております。


第1週:オーロラの不思議

  • イントロダクション
  • オーロラ観測の歴史
  • オーロラ研究の幕開け
  • オーロラの出す光
  • オーロラ概観
  • 宇宙からのオーロラ観測
  • 地球磁気圏
  • オーロラのふるさとを探る
  • 他の惑星のオーロラ

第2週:活動する太陽

  • イントロダクション
  • 恒星としての太陽
  • 太陽の内部構造
  • 太陽大気
  • 太陽風
  • 太陽の磁場
  • 黒点
  • 黒点の長期変動
  • 太陽フレア
  • コロナ質量放出

第3週:惑星のオーロラ

  • イントロダクション
  • 惑星の磁場
  • 地球磁気圏
  • 地球のオーロラ
  • 宇宙空間のさえずり
  • 木星のオーロラ
  • 木星からの電波
  • 土星のオーロラ
  • 天王星と海王星のオーロラ
  • 水星の磁気圏

第4週:望遠鏡と探査機で探るオーロラ

  • イントロダクション
  • 地上からのオーロラ多点観測
  • 宇宙からのオーロラ観測
  • 地上からの惑星オーロラ観測
  • 宇宙からの惑星オーロラ観測
  • 木星探査機による観測
  • 土星探査機
  • 木星探査機 JUNO
  • 水星探査機
  • まとめ

講師・スタッフ紹介

小原 隆博

小原 隆博 (おばら たかひろ)

東北大学大学院理学研究科教授、副研究科長
1985年東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士課程修了(理学博士)。文部省宇宙科学研究所(ISAS)助手、郵政省通信総合研究所(CRL)室長、情報通信研究機構(NICT)グループリーダー、宇宙航空研究開発機構(JAXA)グループ長、東北大学惑星プラズマ・大気研究センター長を経て、現職。
日本地球惑星科学連合(JPGU)理事、国連宇宙空間平和利用委員会(UN COPUOS)宇宙天気専門家会合議長、国際宇宙空間研究委員会(COSPAR)宇宙天気パネル議長等を歴任。2004年、田中舘賞(あけぼの衛星による極冠域オーロラと放射線帯電子加速に関する研究)受賞。専門は宇宙環境物理学。

主な著書
『総説 宇宙天気』(共著、京都大学学術出版会、2011年)
『太陽地球系科学』(共著、京都大学学術出版会、2010年)
『アシモフ博士の宇宙探検シーズ(全26巻)』(福武書店)(訳)

 
吹澤 瑞貴

吹澤 瑞貴(ふきざわ みずき)

 東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻惑星プラズマ・大気研究センター修士2年の吹澤瑞貴です。私の研究対象は地球のオーロラで、現在はジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG)によって観測されたプラズマ波動と地上全天カメラで観測された脈動オーロラのデータ解析を行っています。
 私はこれまでに2度アラスカを訪れてオーロラを観測したことがあります。夜空の中で、ひらひらとカーテンがなびくように輝くディスクリートオーロラの美しさに心を奪われました。また、明け方になると脈動オーロラが現れました。脈動オーロラは磁気赤道面で励起されたプラズマ波動と地球磁場に捕捉された電子が相互作用することで発光すると考えられています。私は実際に地上から脈動オーロラを観測しながら、今まさに磁気圏ではプラズマ波動と電子が相互作用しているのだなと思いを巡らせました。このようにオーロラはただ美しいだけではなく、その発光の様子から宇宙空間の様子を知る手掛かりにもなります。
 皆さんも本講座を通してオーロラについて学び、ぜひ実際に北欧やアラスカに赴き、オーロラを観測しながらその発生メカニズムや宇宙空間で起きている物理現象に思いを巡らせてみてください。

前提条件

特になし

課題内容

理解度確認クイズ(多肢選択):各2点×34=68点
最終テスト:32点

修了条件

得点率60%以上

学習期間

4週間



講義動画収録時期:2016年




東北大学MOOCのシリーズについて

東北大学では、JMOOCにて下記の2シリーズを展開しております。
今後も新規開講講座が追加されます。
また、再開講も随時行っていく予定ですので、ぜひ他講座にもご参加ください。

東北大学サイエンスシリーズ

・第1弾 解明:オーロラの謎
・第2弾 東日本大震災の教訓を活かした実践的防災学へのアプローチ ー災害科学の役割
・第3弾 銀河考古学入門〜銀河の形成と進化を辿る(2019年6月開講予定)

東北大学で学ぶ高度教養シリーズ

・第1弾 memento mori -死を想え-
・第2弾 男と女の文化史
・第3弾 家族と民法

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  • 講座番号:ga079
  • 受講開始日:2018年10月31日
  • 想定される勉強時間/週:2,3時間程度