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memento mori-死を想え-


受講登録は終了しました

※受講登録するとお客様の利用者情報は講座提供者(講師)に共有されます。詳しくは利用規約プライバシーポリシーをご覧ください。

  • 講座番号:ga080
  • 受講開始日:2017年2月1日
  • 想定される勉強時間/週:2,3時間程度

(2017/7/21追記)
本講座(第1回)は2017年3月22日をもって受付を終了しました。
現在、第2回(2017年10月3日開講)の受講登録を受け付けております。
こちらのページをご参照ください。

講座内容

memento moriというラテン語は「死を想え」という意味で、現在は幸せに生きている自分自身もいずれは死を迎えることを忘れるな!という警句です。特に中世末期のヨーロッパ、ペストが蔓延するなどして逃れようのない終末観の中で享楽的な生活におぼれるキリスト教徒に対して発せられたこの言葉は、現世での楽しみや贅沢が虚しいものであることを強調するものであり、来世に思いを馳せるきっかけとなりました。

”Man is mortal.(人は死すべき存在である)” と言われるように、われわれ人間はいつか必ず死を迎えます。しかし死んだらどうなるのかと言った、古い時代からの永遠の疑問は、未だ解き明かされないままです。死後世界へと旅立った人々の誰一人として、この世に戻ってきた人がいないからなのでしょう。

そのため正解のわからない死をめぐって、人はさまざまな生活様式(=文化)を創造してきました。授業では現代日本人の死の文化を中心に、「死」について考えます。
なお、本講座は、「東北大学で学ぶ高度教養シリーズ」の第一弾となります。


第1週:死とは何か?

  • 死-問題の所在-
  • 死を考える視座
  • 現代日本の死の状況
  • 死の語義
  • 霊肉二分論
  • 死の起源の神話
  • 死と宗教
  • 死をめぐる民俗
  • 死の認定

第2週:死者と生者の接点

  • 死者とは誰か
  • 葬送儀礼の構造
  • 盆行事にみる死者と生者
  • 死者との出会いの可能性
  • 位牌
  • 遺影
  • 霊場
  • イエの先祖

第3週:日本人の死生観

  • 『熊野観心十界曼荼羅』からみた死生観
  • 死後霊魂の所在
  • 山中他界観
  • 山上霊地への歯骨納骨
  • 供物からみた死後の死者
  • 死者への想い
  • 死者からカミへ-柳田國男の所論-
  • 伝統社会の死生観

第4週:社会変動の中の死の文化

  • 死の理解の変化-アリエスの所論-
  • わが国における死の理解
  • 『中央公論』にみる死の扱いの変化
  • 墓碑銘からみた死生観の変化
  • イエの崩壊
  • 葬送習俗にみる近年の動向
  • イエ亡き時代の死者のゆくえ
  • memento mori

講師・スタッフ紹介

鈴木 岩弓

鈴木 岩弓 (すずき いわゆみ)

東北大学大学院文学研究科教授

1951年8月東京生まれ。東北大学文学部卒業後、同大学院博士前期課程、後期課程を経て島根大学助手。同講師・助教授を経て、東北大学文学部助教授。現在、東北大学大学院文学研究科教授。専門は宗教民俗学・死生学。
宗教の“現場”に立った視角からフィールドワークを行い、日本人の死生観・民間信仰概念の展開・流行神の形成過程などに関心をもつ。

主な著書
『文化と現代世界 ―文化人類学の視点から―』(共著、嵯峨野書院、1991年)
『いま、この日本の家族―絆のゆくえ―』(共著、弘文堂、2010年)
『講座 東北の歴史 第六巻 生と死』(編著、清文堂、2013年)
『変容する死の文化―現代東アジアの葬送と墓制―』(編著、東京大学出版会、2014年)

山下 亮恂

山下 亮恂 (やました りょうしゅん)

長崎県佐世保市出身。明治大学政治経済学部卒業後、現在東北大学大学院文学研究科博士課程前期在籍。専門は宗教民俗学。
村山地方の歯骨納骨研究を行う。臨床宗教師(天台宗僧侶)。

前提条件

特になし

課題内容

理解度確認クイズ(多肢選択):各2点×32=64点
最終レポート:36点

修了条件

得点率60%以上

学習期間

4週間

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  • 講座番号:ga080
  • 受講開始日:2017年2月1日
  • 想定される勉強時間/週:2,3時間程度