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子どもの発達を科学する


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  • 講座番号:ga083
  • 受講開始日:2017年3月28日
  • 想定される勉強時間/週:2,3時間程度

講座内容

私たちは、それぞれの立場で子育て、教育の当事者であり、経験者です。しかし、だからこそ、それぞれの経験則、考えにとらわれ、何が本当に正しいのか、わからなくなるのかもしれません。本講座では、そうした子育て、教育について、子どもの発達についての科学的視点を取り入れ、整理していきます。

子どもたちの将来は我々社会の未来です。子どもたちの問題は社会に直結し、実は社会の問題の多くは、子どもの発達の問題として考えることができます。

この件について、たくさんの科学的研究がなされています。この講座の第1週では、まず子どもの発達について、科学的視点で整理し、子育て、教育が大切にすべきことは何かについて考えます。第2週では、子どもの将来のために必要な『学び』をテーマとして、より良い『学び』とは何か、その『学び』を保障するために、大人は何をすべきかを考えます。さらに第3週では、子どもの問題の中でも昨今、話題になっている『いじめ』を取り上げ、なぜ『いじめ』がなくならないのか、『いじめ』を無くすために何をすべきなのかを考えていきます。

子育て、教育については、誰もが当事者、経験者であるがために、経験則が大切にされたり、情緒的に語られたりすることが多くありましたが、本講座ではそれらを大切にしつつ、科学的な見方を提供します。こうした科学的な見方は、子育て、教育をする上で、基礎となる考え方と言えるでしょう。


第1週:子どもの発達を科学する

  • 発達を『科学的』に捉えるとは?
  • 今の子どもの発達をデータから捉える
  • 発達にかかわる問題の前後にあるもの
  • 子育てのゴールとは?
  • 子どもの発達にかかわること
  • 発達にかかわる危険因子
  • 発達障がい
  • 子どもの発達を促す基本的な考え
  • 『教える』ということ
  • 子どもの特性に合わせる

第2週:子どもの学びを科学する

  • 『学び』とは何か?
  • 『学び』の3つの側面
  • 学びへの意欲を高める
  • ABC分析
  • 環境設定
  • 『学び』について改めて考える
  • 学習障がい
  • 国語の学習について(LD支援から考える)
  • 算数の学習について(LD支援から考える)
  • 子どもたちの学びを支える意義

第3週:子どもの問題を科学する(いじめをターゲットに)

  • 問題行動はなぜ問題か?(復習を含む)
  • いじめ問題の難しさ
  • いじめの定義
  • いじめの定義~4つのキーワード~
  • いじめの加害者
  • いじめの被害者
  • いじめの傍観者
  • いじめを巡る大人の問題
  • 子どもの発達を科学する~講座全体のまとめ~

講師・スタッフ紹介

和久田 学

和久田 学(わくた まなぶ)

公益社団法人 子どもの発達科学研究所 主席研究員
小児発達学博士
大阪大学大学院 連合小児発達学研究科 特任講師

特別支援学校教諭として20年以上現場で勤め、その後科学的根拠のある支援方法や、発達障がい、問題行動に関する研究をするために連合大学院で学び、小児発達学の博士学位を取得。
専門領域は子どもの問題行動(いじめや不登校・暴力行為)の予防・介入支援に関するプログラム・支援者トレーニングなど。
また、教育現場での経験と科学的根拠を融合させた教材開発、各種プログラム開発なども行っている。

大須賀 優子

大須賀 優子(おおすか ゆうこ)

公益社団法人 子どもの発達科学研究所 主任研究員
浜松医科大学 子どものこころの発達研究センター 特任研究員

小学校および特別支援学校で教職を勤め、その間、特別支援学級担任を計15回受け持つ。
20年以上の教育現場での経験はもちろん、母親としての経験を生かした、あたたかな教え方には定評があり、発達障がい、特別支援、子育てについての知識は幅広い。
今までの現場経験を生かし更なる研鑽を積むため、現在は大阪大学大学院連合小児発達学研究科博士課程で「いじめ予防と学校風土」の研究を行っている。

前提条件

特になし

課題内容

毎週のテストを課します。

修了条件

得点率60%以上

学習期間

3週間

※受講登録するとお客様の利用者情報は講座提供者(講師)に共有されます。詳しくは利用規約プライバシーポリシーをご覧ください。

  • 講座番号:ga083
  • 受講開始日:2017年3月28日
  • 想定される勉強時間/週:2,3時間程度