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オープンサイエンス時代の研究データ管理


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  • 講座番号:ga088
  • 受講開始日:2017年11月15日
  • 想定される勉強時間/週:4,5時間程度

講座内容

本講座は、研究データ管理に関する基礎的な知識を得るためのものです。

研究活動に伴い研究データがたどるプロセスとその管理のあり方について理解し、研究の再現性と透明性の向上に欠かせない、効果的な研究データ管理を行うための方法について学ぶことができます。

さらに、概略を学んだ後、各学習者が、所属機関における研究データ管理サービス構築に向けた戦略立案を行うための足掛かりを得られるよう、構成されています。

以下のいずれかに該当する方を受講者として想定しています。

・大学や研究機関等において研究者の支援に携わる方(図書館・IT部門・研究支援部門の職員(URA含)、研究室で研究補助業務に携わる方等)

・オープンサイエンスや研究データ管理に関心のある方


第1週:研究データ管理とは

  • 本講座の背景とねらい
  • 研究データ管理の重要性が増している背景
  • 研究データ、研究データ管理の定義
  • 効果的なデータ管理に欠かせないデータ管理計画
  • データ管理計画をめぐる国内外の動向
  • データ管理計画の実際

第2週:保存・共有・文書化

  • 研究データの保管や長期保存・共有・再利用
  • 研究データの組織的な管理
  • データを文書にまとめる

第3週:メタデータ・法倫理的問題

  • データにメタデータを付与する
  • データの引用
  • 研究データをめぐる著作権再利用促進のためのライセンス
  • 研究不正研究倫理
  • センシティブデータ

第4週:運用に向けて

  • ポリシーとは
  • 研究データ管理サービスとは?
  • サービスの設計~学習者が自機関での研究データ管理サービスを構築するためのステップ

講師・スタッフ紹介

天野 絵里子

天野 絵里子

京都大学 学術研究支援室 リサーチアドミニストレーター
京都大学、国際日本文化研究センター、九州大学での図書館職員を経て現職。同志社大学大学院ビジネス研究科修了、同志社大学大学院総合政策科学研究科修了、博士(技術経営)。2017年度オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)作業部会員(研究データタスクフォース)。

大園 隼彦

大園 隼彦

岡山大学附属図書館 情報管理課基盤グループ 図書職員
2002年より図書系職員として勤務。2016年度機関リポジトリ推進委員会 研究データワーキンググループ参加。

常川 真央

常川 真央

千葉大学 アカデミック・リンク・センター 特任助教
筑波大学図書館情報専門学群卒、筑波大学大学院博士前期課程図書館情報メディア研究科修了、筑波大学大学院博士後期課程図書館情報メディア研究科修了、博士(図書館情報学)取得、アジア経済研究所を経て現職。2017年度オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)作業部会員(研究データタスクフォース)。

西薗 由依

西薗 由依

鹿児島大学 学術情報部情報サービス課 情報調査支援係 係長
2003年より図書系職員として勤務。2017年度オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)作業部会員(研究データタスクフォース)。

前田 翔太

前田 翔太

北海道大学附属図書館 学術システム課 システム管理担当 係員
東京外国語大学外国語学部卒業後、現職。2016年度機関リポジトリ推進委員会 研究データワーキンググループ参加。

南山 泰之

南山 泰之

情報・システム研究機構 国立極地研究所 情報図書室 主任
国立極地研究所情報図書室に勤務。第49次日本南極地域観測隊に参加後(2007~2008年)、東京大学駒場図書館を経て現職。2017年度オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)作業部会員(研究データタスクフォース)。

三角 太郎

三角 太郎

筑波大学 学術情報部 アカデミックサポート課長
東北大学理学部卒。宇部工業高等専門学校、山口大学、山形大学、千葉大学を経て現職。2016年度機関リポジトリ推進委員会 研究データワーキンググループ参加。

尾城 孝一

尾城 孝一

国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター特任研究員
早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。1983年より、複数の国立大学附属図書館、国立国会図書館、及び国立情報学研究所に勤務。2017年4月より、現職。2017年度オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)作業部会員(研究データタスクフォース)。

山地 一禎

山地 一禎

国立情報学研究所 オープンサイエンス基盤研究センター センター長
和歌山県立医科大学、理化学研究所脳科学総合研究センターを経て、2007年より国立情報学研究所に着任。学術認証フェデレーション、機関リポジトリ等、学術情報基盤に関わる事業に携わる。2017年より、現職。

前提条件

特になし

課題内容

毎週のテスト(選択式)各週10問(予定)

修了条件

得点率70%以上

学習期間

4週間

参考情報

1. 用語に関する情報源

内閣府「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」報告書「我が国におけるオープンサイエンス推進のあり方について~サイエンスの新たな飛躍の時代の幕開け~」p40-41参考資料8.用語の説明
http://www8.cao.go.jp/cstp/sonota/openscience/

文部科学省「学術情報のオープン化の推進について(審議まとめ)」p16-18用語解説
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/036/houkoku/1368803.htm

Research Data Canada's (RDC) Standards & Interoperability CommitteeおよびCASRAIによる用語集
http://dictionary.casrai.org/Category:Research_Data_Domain

Research Data Alliance (RDA)による用語定義
https://smw-rda.esc.rzg.mpg.de/index.php?title=Category:RDA_Term_Collection



2. その他参考となる主な情報源

RDA/US「研究データの図書館」からの23のアドバイス
https://rd-alliance.org/system/files/documents/23Things_Libraries_For_Data_RDA%EF%BC%BFjp.pdf

Digital Curation Centre (DCC)
http://www.dcc.ac.uk/

Research Data Alliance (RDA)
https://www.rd-alliance.org/

FOSTER (Facilitate Open Science Training for European Research)
https://www.fosteropenscience.eu/


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