高橋 章則(たかはし あきのり)
東北大学大学院文学研究科・教授
1986年,東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。2009年,一橋大学で博士号(社会学)を取得。1987年,東北大学助手,以後,講師,准教授を経て,2014年から現職。
文芸社会史の視角から江戸時代の出版文化史,文化交流史を研究している。
主な著書
(2018/11/1追記)
本講座(第1回)は2018年7月18日をもって受付を終了いたしました。
現在、第2回(2019年1月16日開講)の受講登録を受け付けております。こちらのページをご参照ください。
大きな世界のありようの中で自分を位置づける思考のことを「世界観」と言いますが,2011年3月の「東日本大震災」はそうした「世界観」が一変するような「出来事」だったように思います。
こうした「世界観」が揺らいでいる現在を乗り越えてゆくために必要なものは何でしょうか。
もう一度,われわれを取り巻く「ものごと」の成り立ちや構造を,偏見を持つことなく,原点に立ち返って考えてみることが不可欠だと思います。
『男と女の文化史』という今回の講座は,人間社会を構成する「男」と「女」への検討を通じて,人間とは何か,社会とは何か,歴史とは何か,「世界観」を再構築する際の確かな「材料」の提供を意図したものです。
全四週の講義は,それぞれにスリリングで知的な視点・技術で探究し,従来にない「男と女のドラマ」の再現を目指しました。皆さんの「世界観」構築の際の参考になれば幸いです。
『源氏物語』はいつ,どのようにして書かれたのか,また,『源氏物語』はどのようにして読まれてきたのか,を明らかにします。『源氏物語』の男と女について,読者がどのような関心をもっていたのかを解明します。
江戸時代の「遊女」という,逆境に生き,受け身な人生を送ったと思われがちな女性が,「狂歌」という「文芸」を「日常」生活の中に取り入れ,自己を「表現する」能動的な女性であったことに焦点を当てます。
テーマは,「男を滅ぼす女」です。ヨーロッパにおいては,「悪女」がよく描かれ,ドイツ文学においても,様々な「男を滅ぼす女」が描かれました。「ローレライ」と「クリエムヒルト」という二人の女性を取り上げ,なぜ文学で「男を滅ぼす女」が描かれるのか,考えます。
「民主主義の源流」として名高い古代ギリシアですが,「男・女」は平等ではなく,「女たち」はほとんどの時間を自宅のプライベートな空間で過ごし,男性とは異なった人生を送っていました。古代ギリシアの「男と女の実相」を,当時の美術とともに見てゆきます。
※職名は2018年3月のものです。
東北大学大学院文学研究科・教授
1986年,東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。2009年,一橋大学で博士号(社会学)を取得。1987年,東北大学助手,以後,講師,准教授を経て,2014年から現職。
文芸社会史の視角から江戸時代の出版文化史,文化交流史を研究している。
主な著書
東北大学大学院文学研究科・教授
九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
専門はドイツ語史,日独対照言語学,ゲルマン語学。最近は本来の専門とは別に,エッダやサガといった北欧の神話や伝承の文学を原語の古アイスランド語で読んでいます。
主要担当科目はドイツ語学概論,ドイツ語学演習,ドイツ文化学研究演習など。
主な著書
東北大学大学院文学研究科・教授
在アテネ イタリア国立考古学研究所専門課程修了,
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了(博士(文学))。
専門は美術史学。古代ギリシア・ローマ美術を,当時の社会と宗教のなかで捉えなおすことに取り組んでいる。
主な著書
東北大学大学院文学研究科・准教授
早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程単位取得退学。
専門は日本古典文学。
主な著書
特になし
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