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生存学の企て 病い、老い、障害とともに


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  • 講座番号:ga124
  • 受講開始日:2019年01月15日
  • 想定される勉強時間/週:2時間程度

講座内容

人は病気になったりする。障害がもともとあったり、あることになったりする。形がそれぞれ異なり、その姿形その他についての好みもなぜだかいろいろある。人の身体(からだ)が、みな同じだったら、それでみんながずっと同じにできるなら、あるいはいくらでもできるのなら、どうだろう。もしかしたら社会はいらないかもしれない。面倒がなくてよいかもしれないが、しかしそれでは、つまらないかもしれない。様々な身体を生きていく人たちの生の様式・技法を知り、人々のこれからの生き方を構想し、あるべき社会・世界を実現する手立てを示す→「生存学」の営みの一端をお伝えします。


Week1:生存学の企て

  • 1-1.与える人たちの学問でないこと
  • 1-2.歴史を見る
  • 1-3.なおる/なおらない/なおさない
  • 1-4.言葉を調べる
  • 1-5.名付けられること/わかること
  • 1-6.誰が?

Week2:障害・病をもつ人びとによる当事者運動

  • 2-1.生存をめぐる社会問題と社会運動
  • 2-2.福祉・医療と当事者
  • 2-3.抗議としての当事者運動
  • 2-4.事業としての当事者運動
  • 2-5.助け合いとしての当事者運動
  • 2-6.当事者運動とともに生きる

Week3:障害学を社会で活かす

  • 3-1.障害学の考え方
  • 3-2.障害者権利条約
  • 3-3.障害者差別解消法
  • 3-4.社会の障壁をなくす
  • 3-5.合理的配慮とは
  • 3-6.東アジアとの連携

Week4:生存をめぐる医学技術

  • 4-1.近代医学と生存 -結核-
  • 4-2.閉じ込められた意識 -ALS-
  • 4-3.臓器移植の前提 -脳死-
  • 4-4.物忘れの病い -認知症-
  • 4-5.五体満足を病む -身体完全同一性障害-
  • 4-6.ニューロダイバーシティ -自閉症-


講師・スタッフ紹介

立岩 真也

立岩 真也

立命館大学先端総合学術研究科教授、生存学研究センターセンター長。
東京大学文学部IV類(行動学)社会学科卒業、博士(社会学 東京大学大学院)
日本学術振興会特別研究員(PD)、千葉大学文学部行動科学科社会学講座助手、信州大学医療技術短期大学部専任講師、信州大学医療技術短期大学部助教授、立命館大学政策科学部助教授を経て、現職。障害学会 理事、福祉社会学会 理事、日本生命倫理学会 理事。


美馬 達哉

美馬 達哉

立命館大学先端総合学術研究科教授。
社会学者、神経科学者、脳神経内科専門医。
京都大学医学部卒業、博士(医学、1997年京都大学大学院)。
臨床病院勤務、米国NIH研究員、京都大学医学研究科脳機能総合研究センター准教授を経て、2015年より立命館大学先端総合学術研究科教授、生存学研究センター副センター長。
さまざまな難病を扱う脳神経内科の臨床を行うと共に、社会学を中心とした手法で、医療や生きることに関わる人文学的研究を行っている。


長瀬 修

長瀬 修

立命館大学衣笠総合研究機構教授、立命館大学生存学研究センター教授(特別招聘研究教員)。
青年海外協力隊員(ケニア)、八代英太参議院議員秘書、国連事務局障害者班職員(ウィーン、ニューヨーク)、国連カンボジア暫定統治機構国際投票所責任者、パレスチナ自治選挙監視員、東京大学先端科学技術研究センター・同大学院経済研究科特任教員等を経て、現職。主な社会的活動として、日本障害フォーラム障害者権利条約推進委員会副委員長、障害平等研修フォーラム理事、障害法学会理事。


渡辺 克典

渡辺 克典

立命館大学衣笠総合研究機構准教授、立命館大学生存学研究センター准教授(特別招聘研究教員)。
博士(社会学)。名古屋大学大学院環境学研究科助教、立命館大学生存学研究センターポストドクトラル・フェロー等を経て、現職。

前提条件

特になし

課題内容

各週課題:選択式の問題(5問)

修了条件

得点率60%以上

学習期間

4週間


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  • 講座番号:ga124
  • 受講開始日:2019年01月15日
  • 想定される勉強時間/週:2時間程度