水野 紀子(みずの のりこ)
1955年2月生まれ。東北大学法学研究科教授。
東京大学法学部卒業後、同大学助手、名古屋大学法学部助教授・教授を経て、現職。専門は、民法学。
民法の親族法・相続法領域について、母法と対比した日本法の特徴を考察するとともに、立法にも関与してきた。
主な著書
家族と法は、相性が悪いと言われる。夫婦が相互に愛し合い、両親が慈愛に満ちた聡明な育児をすることが理想だとしても、法は、たとえば愛を失った配偶者に愛することを強制できない。しかし民法は、家族間の権利義務を定める。それはどのような内容で、どのような機能を果たすのだろうか。この講義では、それを考えてみたい。
150年前に明治維新を迎えた日本は、欧米諸外国との不平等条約を改めるために立法作業をすすめ、120年前に明治民法を立法した。「家」制度を定めていた明治民法が、個人の尊厳と両性の本質的平等を要求した日本国憲法に従って、70年前に大改正されて「家」制度が廃止され、現在の民法になったことは、常識として知られている。しかし現在の日本民法が定める家族法であっても、モデルにしたヨーロッパの民法とは相当に異なっていることは、それほど知られていない。日本家族法の特殊性とその抱える問題性を、比較法的な観点からも検討する。
1955年2月生まれ。東北大学法学研究科教授。
東京大学法学部卒業後、同大学助手、名古屋大学法学部助教授・教授を経て、現職。専門は、民法学。
民法の親族法・相続法領域について、母法と対比した日本法の特徴を考察するとともに、立法にも関与してきた。
主な著書
特になし
理解度確認クイズ(多肢選択):各2点×35問=70点
最終レポート:30点
得点率60%以上
4週間
カテゴリーⅠ
東北大学MOOCのシリーズについて
東北大学では、JMOOCにて下記の2シリーズを展開しております。
今後も新規開講講座が追加されます。
また、再開講も随時行っていく予定ですので、ぜひ他講座にもご参加ください。
東北大学サイエンスシリーズ
・第1弾 解明:オーロラの謎
・第2弾 東日本大震災の教訓を活かした実践的防災学へのアプローチ ー災害科学の役割
・第3弾 銀河考古学入門〜銀河の形成と進化を辿る(2019年6月開講予定)
東北大学で学ぶ高度教養シリーズ
・第1弾 memento mori -死を想え-
・第2弾 男と女の文化史
・第3弾 家族と民法
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