田中 司朗(たなか しろう)
京都大学大学院医学研究科 臨床統計学 特定教授、責任試験統計家
専門は、因果推論、臨床試験、栄養疫学。東京大学疫学・生物統計学教室で学位取得後、京都大学探索医療センター(特定助教)、薬剤疫学分野(准教授)を経て、2017年より現職。新薬承認のための医師主導治験から、全国規模の生活習慣介入試験まで、数十件の臨床試験と数百件の共著論文に関与。がん免疫療法開発のガイダンス、骨粗鬆症薬の臨床評価方法に関するガイドラインなどの策定に携わる。所属する多施設臨床試験グループは、日本小児がん研究グループ(JCCG、生物統計委員)、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG、効果・安全性評価委員・プロトコール審査委員)、骨粗鬆症至適療法研究会(A-TOP、実行委員)。主な学会活動は、日本薬剤疫学会評議員、日本骨粗鬆症学会評議員。主な国際活動は、International Pediatric Acute Myeloid Leukemia Consortium (INTERACT) 運営委員、Asian Conference for Pharmacoepidemiology (ACPE) 国際運営委員。医師向けのテキストとして「短期集中! オオサンショウウオ先生の医療統計セミナー論文読解レベルアップ30」を執筆。震災後に、放射線生物学から疫学までの科学的根拠をまとめた「放射線必須データ 32」を編集。