中野 直人
京都大学 国際高等教育院附属データ科学イノベーション教育研究センター 特定講師
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『開始日可変型講座』とは、受講者個々の受講開始日に応じて進行する講座です。
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数理科学・データ科学の重要性が声高に叫ばれてから久しい。学問の世界でも実社会でもデータに触れないことが稀なくらいであり、データにまつわる理論や機械学習などの技術の修得のニーズが高まっている。数理科学にせよ、データ科学にせよ、さらに続く機械学習やAIの分野にせよ、いずれも数式で表現されるモノである。それらを深く理解するには結局のところ数学の勉強が必要になる。とはいえ専門的な数学までは必要なく、大学初年次に学ぶ基礎的な内容を押さえておけば、数理・データ科学を学び始めるには十分である。
本講座では、数理・データ科学のために結局勉強することになる数学のうち、微積分の基礎的な内容を扱う。微分は将来の予測や最大・最小を求める道具であり、前者はシミュレーションで、後者は「誤差を最小にする」や「最適なフィッティング」を求める統計的学習や最適化の分野で必ず用いる。積分は過去や集まりに対する情報の累積を表す道具であり、体積や質量などの何らかの「大きさ」や確率分布を表すのに用いる。
この講座の内容は、「数理・データ科学のための数学入門II」という講義の座学パートのSPOCを元にしており、講義内容には数理・データ科学の香りはなく、至って普通の数学の講義である。「定義・定理・証明」のスタイルからはできるだけ離れ、証明するにしても簡単な説明や図による直観的な理解に留めるようにしたつもりである。数理・データ科学に関係していれば結局のところ数学を勉強する羽目になる。人生には我慢も必要だと思って頑張って受講してほしい。
京都大学 国際高等教育院附属データ科学イノベーション教育研究センター 特定講師
特になし
第2週~第11週:選択肢または数値解答式の設問によるテスト
得点率70%以上
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カテゴリーⅠ
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