阿部 恒之(あべ つねゆき)
東北大学大学院文学研究科教授(心理学研究室) 博士(文学)
東北大学文学部哲学科心理学専攻を卒業後、資生堂ビューティーサイエンス研究所で20年以上に亘って化粧心理学を研究。
2005年、東北大学に移籍し(助教授)、2010年より現職。化粧に加えてゴミの不法投棄、災害など広いテーマで研究を行っている。
主な著書
本講座は、情報公開時(募集開始当時)に3月23日まで受講登録可能と発信いたしました。その後、諸事情により3月9日で受講登録受付を締め切りました。
現在、受講登録ができませんのでご容赦ください。
次回の再開講をお待ちください。
化粧は古今東西、人類の暮らしと共にあり続ける馴染み深い習慣です。心理学のメインテーマではありませんが、心理学の多様な領域に関わる対象なので、化粧に関する心理学的な研究を通じて、心理学の様々な領域を学ぶことができます。
この講座では、私が行ってきた化粧の心理学的研究についてお話しします。心理学領域だけではなく、歴史や文化にも触れます。また、少し寄り道して、化粧を考えるうえで重要なストレスや感情の心理学にも触れたり、化粧研究が社会の中でどのような活用をされているかについてもご紹介したいと思います。
化粧の歴史と文化について学びます。動物や太古の人類の化粧から、現代の化粧までの長大な歴史を概観します。そして、西洋と日本の化粧意識の違いや、健康と美しさの概念の変化などについて考えてみたいと思います。
化粧の生理心理学について学びます。ストレスや感情に関する心理学をおさらいしたうえで、スキンケアによってストレスが緩和される仕組みを考えます。また、フレグランスに関わる香りの心理学についてもご紹介します。
化粧の知覚心理学について学びます。メーキャップは、極論すると、顔の上に色を置くだけの行為です。にもかかわらず、目が大きく見えたり、印象がガラリと変わったりします。錯覚の心理学を踏まえて、この不思議なメカニズムを考えます。
化粧の社会心理学を学びます。化粧を用いて心の健康を回復する化粧療法、震災の時に化粧は何をもたらしたのか、アンチエイジングへの疑義など、社会における化粧の役割を広く考えます。そして、化粧は人類に何をもたらしているのか、ここまでの講義の総まとめを行います。
東北大学大学院文学研究科教授(心理学研究室) 博士(文学)
東北大学文学部哲学科心理学専攻を卒業後、資生堂ビューティーサイエンス研究所で20年以上に亘って化粧心理学を研究。
2005年、東北大学に移籍し(助教授)、2010年より現職。化粧に加えてゴミの不法投棄、災害など広いテーマで研究を行っている。
主な著書
特になし
理解度確認クイズ(多肢選択)
最終課題
得点率60%以上
4週間
講義動画収録時期:2021年
カテゴリーⅠ
東北大学MOOCのシリーズについて
東北大学では、JMOOCにて下記の2シリーズを展開しております。
今後も新規開講講座が追加されます。
また、再開講も随時行っていく予定ですので、ぜひ他講座にもご参加ください。
東北大学サイエンスシリーズ
・第1弾 解明:オーロラの謎
・第2弾 東日本大震災の教訓を活かした実践的防災学へのアプローチ ー災害科学の役割
・第3弾 銀河考古学入門~銀河の形成と進化を辿る~
・第4弾 進化発生学入門―恐竜が鳥に進化した仕組み―
・第5弾 放射線安全社会入門~リスクの知見を暮らしに~
東北大学で学ぶ高度教養シリーズ
・第1弾 memento mori -死を想え-
・第2弾 男と女の文化史
・第3弾 家族と民法
・第4弾 社会の中のAI~人工知能の技術と人間社会の未来展望~
・第5弾 化粧で学ぶ心理学
※受講登録するとお客様の利用者情報は講座提供者(講師)に共有されます。詳しくは利用規約とプライバシーポリシーをご覧ください。