山内 正憲(やまうち まさのり)
東北大学麻酔科教授。1991年札幌医科大学卒業。
日本ペインクリニック学会専門医、日本区域麻酔学会指導医、日本小児麻酔学会認定医などの資格を持ち、麻酔と痛みに関する本邦を代表する専門家。
最新技術を取り込んだ研究とわかりやすい教育と診療に定評がある。
主な著書
麻酔は手術中の患者さんが痛みを感じないだけではなく、ストレスを除去し、手術後も神経ブロックという技術で痛みがなくなるようにコントロールします。麻酔はとても繊細な技術と知識を必要とします。
一方、スポーツで集中していたり危機一髪というときには、痛みや炎の熱さを感じないことがあります。反対に、集中力がないとちょっとしたことで痛みを強く感じます。痛みとは何なのでしょうか?
この講座では、ゲノム医療を用いた最先端の麻酔研究や、神経ブロックという注射の技術を可視化する開発、ペインクリニック診療などを行っている3名の麻酔科専門医が痛みと麻酔について説明します。この講座をきっかけに麻酔科学に興味を持ち、痛みから解放されるきっかけとなれば幸いです。
第1週は、痛みという感覚が皮膚や内臓から脳に伝わるまでの基本知識を簡潔に説明します。さらに、痛みとストレスの関係、痛みが強まったり弱まったりするメカニズムも紹介します。
第2週は、代表的な麻酔方法である全身麻酔と区域麻酔について説明します。さらに、麻酔の本質は全身管理の難しさであることを紹介します。
第3週は、ペインクリニックという痛みに対する医療について、様々な疾患を例に説明します。起きている人の鎮痛の難しさや不思議なことも示します。
第4週は、未来の鎮痛と麻酔をお見せします。私たちの研究や取り組みから、今後の医療について考えてください。
東北大学麻酔科教授。1991年札幌医科大学卒業。
日本ペインクリニック学会専門医、日本区域麻酔学会指導医、日本小児麻酔学会認定医などの資格を持ち、麻酔と痛みに関する本邦を代表する専門家。
最新技術を取り込んだ研究とわかりやすい教育と診療に定評がある。
主な著書
東北大学麻酔科講師。医師歴25年のベテラン(?)麻酔科医。
全ての手術麻酔の管理を可能としており、多くの経験を基に学生や研修医などの後進育成に力を入れている。研究では周術期ゲノム学の確立を目標としており、多くのプロジェクトを推進している。
東北大学麻酔科助教。2003年に東北大学医学部卒業。
大学院以来の研究テーマは神経ブロックと医学教育。
映像やXR技術を用いた神経ブロックの可視化と医学教育の構築を、医学以外の研究室・企業と連携して進めている。
特になし
理解度確認クイズ(多肢選択)
最終課題
得点率60%以上
修了条件を満たした方には、東北大学オリジナルの修了証とオープンバッジ(※)が発行されます。
閉講日以降、登録メールアドレス宛にオープンバッジの案内が届きますので、記載された手順に沿って設定を行ってください。
詳しくは、オープンバッジ発行のお知らせをご確認ください。
受講解除者、メール配信停止者にはオープンバッジの案内ができませんのでご注意ください。
※オープンバッジとは
取得した知識やスキルを証明する国際技術標準規格のデジタル証明書。
ブロックチェーン技術を取り入れており、紙媒体の修了証と異なり改ざんや偽造が不可能で、デジタル履歴書やSNSでの公開など、様々な場面での活用が期待されます。
4週間
講義動画収録時期:2021年
カテゴリーⅠ
東北大学MOOCのシリーズについて
東北大学では、JMOOCにて下記の2シリーズを展開しております。
今後も新規開講講座が追加されます。
また、再開講も随時行っていく予定ですので、ぜひ他講座にもご参加ください。
東北大学サイエンスシリーズ
・第1弾 解明:オーロラの謎
・第2弾 東日本大震災の教訓を活かした実践的防災学へのアプローチ ー災害科学の役割
・第3弾 銀河考古学入門〜銀河の形成と進化を辿る〜
・第4弾 進化発生学入門-恐竜が鳥に進化した仕組み-
・第5弾 放射線安全社会入門~リスクの知見を暮らしに~
・第6弾 痛みと麻酔科学
東北大学で学ぶ高度教養シリーズ
・第1弾 memento mori -死を想え-
・第2弾 男と女の文化史
・第3弾 家族と民法
・第4弾 社会の中のAI~人工知能の技術と人間社会の未来展望~
・第5弾 化粧で学ぶ心理学
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