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文化遺産とまちづくり


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  • 講座番号:ga197
  • 受講開始日:2025年3月28日 15時
  • 想定される勉強時間/週2,3時間程度

立命館大学では、アカデミックな講義をライブ配信で受講できる「立命館オンラインセミナー」を開講しています。詳細は以下よりご覧ください。

※立命館アカデミックセンターホームページに遷移します。


講座内容

文化遺産は「まちづくりの原動力」である。文化遺産は長い間、人類の宝物として大切に守られ、その多くは歴史教育と文化観光の拠点として公開されています。

本講座では、文化遺産を単に保全・保存の対象として捉えるのではなく、まちづくりの原動力として捉え、まち・地域とともに社会を形成し、未来に継承していくための在り方を学びます。講師がかかわった文化遺産の保全と活用の取り組み事例。地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定する「日本遺産」。これらの実例と実践の現場を参照しながら、文化遺産に関わる概念を整理し、質の高い文化政策、地域づくり、地域振興、文化観光のあり方を考察します。

本講座を通して、わたしたちの身近にある文化遺産の保全と活用について再考し、まちづくりの原動力としてどのように活用できる可能性があるのか、教養レベルの導入編に位置付けながら文化遺産のディープな面白さについて学んでいきましょう。


Week1:文化遺産とは

  • 文化遺産とは?
  • 世界と日本における文化遺産の捉え方の違い
  • 有形文化遺産
  • 無形文化遺産
  • 有形と無形文化遺産の関係
  • 文化遺産はみんなの宝物

Week2:文化遺産をまもる

  • 時代の流れと文化遺産をまもるムーブメント
  • 日本の文化財保護法制度
  • 世界遺産リストによる保護(1)
  • 世界遺産リストによる保護(2)
  • 活用することでまもる文化遺産

Week3:文化遺産の活用

  • 文化遺産の「本来の使い方」を活かす
  • 文化遺産の「良さ」を活かす
  • 文化遺産とまちづくり 文化遺産を活かす「日本遺産」とは?
  • 文化遺産の活用事例(1)前半 本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命「炭鉄港」~
  • 文化遺産の活用事例(1)後半 本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命「炭鉄港」~
  • 文化遺産の活用事例(2)前半 「百世の安堵」 ~津波と復興の記憶が生きる広川の防災遺産~
  • 文化遺産の活用事例(2)後半 「百世の安堵」 ~津波と復興の記憶が生きる広川の防災遺産~
  • 文化遺産の活用事例(3)前半 京都と大津を繋ぐ希望の水路 琵琶湖疏水 ~舟に乗り、歩いて触れる明治のひととき~
  • 文化遺産の活用事例(3)後半 京都と大津を繋ぐ希望の水路 琵琶湖疏水 ~舟に乗り、歩いて触れる明治のひととき~
  • 文化遺産の活用

Week4:文化遺産と地域づくり

  • 文化遺産と地域づくり
  • 文化遺産を生かすまちづくりの施策
  • 文化遺産の地域活性化事例(1)前半 出雲國たたら風土記 ~鉄づくり千年が生んだ物語~
  • 文化遺産の地域活性化事例(1)後半 出雲國たたら風土記 ~鉄づくり千年が生んだ物語~
  • 文化遺産の地域活性化事例(2)前半 究極の雪国 とおかまち ―真説!豪雪地ものがたり―
  • 文化遺産の地域活性化事例(2)後半 究極の雪国 とおかまち ―真説!豪雪地ものがたり―
  • 文化遺産の地域活性化事例の総括

講師・スタッフ紹介

金 度源

金 度源(きむ どうぉん)

立命館大学理工学部環境都市工学科 准教授


1982年韓国ソウル生まれ。子どもの頃から歴史文化都市京都と縁があり、2009年から立命館大学大学院に入学、文化遺産防災学を専門として修士号と博士号を取得。現在は文化遺産とまちづくりをテーマにしながら、アクションリサーチやコミュニティデザインを通した社会実装を重要視する地域密着型の研究に取り組む。世界遺産の持続的なマネジメントのための防災とまちづくりを支援するために、日本国内外を飛び回る。明日の京都 文化遺産プラットフォームの企画調整委員会では若手部会を担っており、新たな世代とのコミュニケーションを通して文化遺産の未来を考えている。

■研究キーワード
文化遺産防災、歴史都市、都市計画、都市設計、都市防災、地震火災、防災水利、環境整備、防災まちづくり、歴史まちづくり、延焼火災対策、放水設備計画、防災施設のデザイン、地域防災拠点化構想、本願寺水道、伝建調査、住民参加手法、伝統的防災計画

黒田 尚嗣

黒田 尚嗣(くろだ なおつぐ)

一般社団法人日本遺産普及協会 代表監事、クラブツーリズム株式会社 テーマ旅行部顧問

1956年三重県伊賀市(松尾芭蕉生家向かい)出まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、近畿日本ツーリスト株式会社入社、銀座海外旅行支店に配属され、主として海外団体営業を担当。
現在はクラブツーリズム株式会社顧問、(一社)日本遺産普及協会監事として各種の旅行講座や旅行の企画・営業、また自らも各種のテーマ旅行に同行し、「世界遺産・日本遺産の語り部」として活躍中。

◆著書
*日本旅行作家協会会員 ペンネーム「平成芭蕉」
『平成芭蕉の旅指南 人生が変わるオススメの旅』セルバ出版
『日本遺産検定3級公式テキスト』日本能率協会MC
『平成芭蕉のテーマ旅「奥の深い細道」』パブフル

前提条件

特になし

課題内容

各週選択式の確認テスト

修了条件

得点率60%以上

学習期間

4週間

参考図書・文献

  • 各自治体教育委員会による「歴史の道調査報告書」
  • 『民俗学の旅』宮本 常一(著)
  • 『忘れられた日本人』宮本 常一(著)
  • 『日本遺産検定3級公式テキスト』一般社団法人日本遺産普及協会(監) / 黒田尚嗣(編著)
  • 日本遺産ポータルサイトhttps://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/
  • 文化財の価値を評価する : 景観・観光・まちづくり/垣内恵美子(編著)/水曜社
  • 世界文化遺産の思想/西村幸夫(編)本中眞(編)/東京大学出版会
  • 産業遺産とまちづくり/矢作 弘(著)/学芸出版社
  • 歴史的遺産の保存・活用とまちづくり改訂版/大河直躬(著)三舩康道(著)/学芸出版社
  • 日本遺産/日本遺産プロジェクト/東京法令
  • ヘリテージマネジメント: 地域を変える文化遺産の活かし方/松本茂章(著, 編集)/学芸出版社
  • はじめてのまちづくり学/山崎義人(著)清野隆(著)柏崎梢(著)野田満(著)/学芸出版社
協力: 一般社団法人 日本遺産普及協会
   日本遺産検定 はこちら

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