メインコンテンツへ

科学×伝統技術で芸術のDNAを継承する「クローン文化財」


受講登録は終了しました

※受講登録するとお客様の利用者情報は講座提供者(講師)に共有されます。詳しくは利用規約プライバシーポリシーをご覧ください。

この講座は生放送授業「gacco LIVE」です。受講登録後、講座内に掲載されているZoomウェビナーの参加URLより受講ください。当日は、開始時間の5分前より入室いただけます。また、配信途中からでもご参加いただけます。

配信日時

2023年6月22日(木)12:00-13:00
※終了後はアクセスできません。

講座内容

今回は、クローン文化財の開発者として世界が認める、日本画家の宮廻正明さんにお話を伺います。

文化財の複製であるクローン文化財は現在、フランスのルーブル美術館館長を始め、芸術・文化界から大きな信頼と支持を集めています。

2017年に東京藝術大学大学美術館で行われた展覧会では「法隆寺釈迦三尊像」、「法隆寺金堂壁画」、「ミャンマー・パガン遺跡壁画」、「アフガニスタン・バーミヤン東大仏天井壁画」、「北朝鮮・高句麗古墳群 江西大墓」などのクローン文化財が展示されました。
プロジェクト発足当初から、科学技術による復元はタブーであるとの批判も受けながら、地道で懸命な活動により、少しずつ理解を広げてきたクローン文化財。

制作は、現代の高度なデジタル技術による撮影・3D化から始まります。しかし、それ以降のほとんどの過程が伝統的な模写・模刻・保存修復技術によって支えられ、多くの技術者の手によって完成に至ります。

クローン文化財の役割は、文化財の伝統的な制作技術のみならず、”芸術のDNA” を模写し、そこに宿る精神までをも継承することにあると、宮廻さんはおっしゃいます。

また、優れた文化を広く伝えるための「公開」と、劣化や破損などから守る「保存」という、文化財に付随する矛盾の解決も、大きな使命です。

講義では、クローン文化財の歩みや意義、制作工程や技術、これからの展望についてお伺いします。ぜひご参加ください。

講師

宮廻 正明

宮廻 正明

東京藝術大学名誉教授/日本画家/クローン文化財開発リーダー

東京藝術大学を卒業後、同大学院で文化財保存学を専攻・修了。名誉教授となる。

絵絹の裏側から彩色する平安〜鎌倉時代の古典技法「裏彩色」を、紙に転用するという独自の技法を開発し、日本を代表する無二の日本画家として活躍。繊細で緻密、柔らかくも躍動感ある絵画を創作する。内閣総理大臣賞や文部科学大臣賞など多数受賞。

自身の絵画技法から着想を得てクローン文化財を発案し、東京藝術大学COI(センター オブ イノベーション)にてクローン文化財開発リーダーとしても活動する。

経年劣化や欠損のみならず、心ない行為や災害により失われてしまう世界中の文化財を復元・複製することで、“芸術のDNA”を模写し、文化・芸術・伝統技術とその精神を継承する。
動画:スーパークローン文化財 〜失われた文化を蘇らせる 東京藝術大学COI拠点

聞き手

山口豪志

山口豪志

THE RACE発行人/株式会社54代表取締役社長

1984年1月5日生。岡山県岡山市出身。2006年からクックパッド株式会社にて、広告事業・マーケティング事業の創成期より参加、2009年の同社IPOにトップセールスにて貢献。12年より3人目の社員としてランサーズ株式会社に参画し、ビジネス開発部部長、社長室広報チームリーダーを歴任。15年5月に株式会社54を創業。2019年8月、IY Holdings株式会社を創業し取締役会長。

著書に『0 to 100 会社を育てる戦略地図』(2017.11 ポプラ社)、『逆境のビジネス略歴~山口豪志編~』(2019.1 デザインエッグ社)がある。

gacco LIVEとは

gacco会員限定の生放送授業を行います。
※本講座では「課題」の取り組み、「修了証」の発行はありません。
※Zoomウェビナー利用のため参加者側の映像は表示されません。
※終了後のアーカイブ視聴はできませんが、後日、編集の上、通常講座として配信される場合もございます。
※gacco LIVEは株式会社ワクワクプランニングへ運営を委託しております。

よくある質問:gacco LIVEについて

講座番号

gl063

※受講登録するとお客様の利用者情報は講座提供者(講師)に共有されます。詳しくは利用規約プライバシーポリシーをご覧ください。