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本は、企画から社会へどう広がるのか―離島の出版社がつくる「思想が動き出す」出版―


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この講座は生放送授業「gacco LIVE」です。受講登録後、講座内に掲載されているZoomウェビナーの参加URLより受講ください。当日は、開始時間の5分前より入室いただけます。また、配信途中からでもご参加いただけます。

配信日時

2026年3月27日(金)12:00-13:00
※終了後はアクセスできません。

講座内容

日本では、年間7万冊ほどの新刊が出ています。1日あたりにすると約200冊。その多くは、正直に言えば、あまり長くは読まれません。本は、つくれば届くわけでも、いいことを書けば広がるわけでもない。これが出版業界の現実です。

私たちは人口約2,300人の離島・海士町で、2019年に出版社「海士の風」を立ち上げました。これまでに刊行した本は5冊。ありがたいことにすべて増刷され、4冊は累計1万部を超えましたが、最初からそうなると思っていた本は一冊もありません。

出版は、編集者と著者がつくる出版企画書から始まります。ただ、企画書の段階で分かることは限られています。ある程度は設計する。でも、設計しすぎない。出してみて、読まれて、使われていくなかで、思いもよらない反応や展開が立ち上がってくる余白を残しておくことを、私たちは大事にしてきました。

『スローフード宣言』も、そうした一冊です。出版後に著者の来日ツアーが始まり、そのプロセスが映画になり、各地で上映会が開かれるようになりました。今では国内外で2万人以上がその場に集い、「食」をめぐる対話や実践が広がっています。こうした展開を、最初から企画書に書いていたわけではありません。

本講義では、海士の風の出版企画書や、その後に起きた出来事を手がかりに、本がどう社会と出会い、ときに予想外の方向へ転がっていくのかをお話しします。本が社会に届くとはどういうことなのか。その答えを、私たちは今も現場で探し続けています。

講師プロフィール

阿部 裕志

阿部 裕志

株式会社風と土と

1978年愛媛生まれ。トヨタ自動車の生産技術エンジニアとして働くが、競争社会のあり方に疑問を抱き、持続可能な社会へのタグボートを目指す人口2300人の島・海士(あま)町に2008年移住、起業。100社以上が参加するリーダーシップ研修「SHIMA-NAGASHI」を行う人材育成事業を中心に、出版社「海士の風」を運営する出版事業、「海士町創生総合戦略」など島の課題を解決する地域づくり事業を行う。島根県隠岐諸島の1つ、海士町(人口約2300人)は独自の行財政改革と産業創出・教育改革を進め、移住者が20年間で1000人を超える移住者が集う島となった。


gacco LIVEとは

gacco会員限定の生放送授業を行います。
※本講座では「課題」の取り組み、「修了証」の発行はありません。
※Zoomウェビナー利用のため参加者側の映像は表示されません。
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よくある質問:gacco LIVEについて

講座番号

gl130

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