講座内容

中央大学大学院戦略経営研究科（ビジネススクール）は、2008年に開講した「戦略経営」を標榜する専門職大学院として日本で唯一の存在です。戦略経営は、企業経営の中核である「戦略」を中心に、その実現に不可欠な「マーケティング」「人的資源管理（HRM）」「ファイナンス」「経営法務」の５つの分野を有機的に統合することで実現します。ますますグローバル化が進み、環境変化が激しいなかで、どの企業においても、幅広い見識をもち、より高度な戦略眼と実行力を兼ね備えた戦略経営リーダーが必要とされています。中央大学ビジネススクールは、専門知識と実務経験を兼ね備えた教員が、社会人を対象に、それぞれのもつ豊富な実務経験やノウハウとアカデミックな理論を融合させ、高度専門職業人＝戦略経営リーダーを育成しています。

本講座では、戦略経営の中でも「戦略」と「マーケティング」に焦点を当て、「戦略経営」の基本的な知識をわかりやすく解説すると同時に、ビジネススクールならではの双方向の授業を紹介します。あらゆる経営シーンに必要な「戦略的思考」に触れてみませんか？

第1週：経営戦略

組織が長期にわたり存続し成長していくためには何らかの戦略が必要となります。「戦略経営」を学ぶため、ここではまずそもそも戦略とは何か、戦略的思考とはどのようなものかを理解し、戦略についての基本的概念と理論を学び、次週以降の講義の基礎とします。

第2週：戦略を実現する組織

戦略と組織は車の両輪です。いかに戦略が優れていても、それを実行する組織が伴っていなければ「絵にかいた餅」になってしまいます。現代では、いかに組織能力を高めるかが企業の競争優位の源泉になっているとも言われます。この講義では、戦略を実現する組織のポイントをわかりやすく解説します。

第3週：マーケティングのベストプラクティス

このクラスでは、マーケティングの要点を実際の事例を通じて解説していきます。古典的な事例も含めて、私たちがマーケティングを行うときに必ず参照すべき事例＝ベストプラクティスをお話しながら、そこにどのような教訓が含まれているかを考えていきます。

第4週：ショッパー起点のマーケティング

カスタマー（顧客）やショッパーに焦点をあててCRM戦略やコミュニケーション戦略等について基本をわかりやすくケースを取り上げながら学習します。

なお、この講座には対面学習コースをご用意しております。ディスカッションを中心とした、受講者と担当教員間の双方向の対面型講義により、深い学びを体験いただける機会となるでしょう。後楽園キャンパスで「戦略を実現する組織」を対象に開催されますので、ぜひご参加ください。