(2016/9/20追記)
本講座は2016年7月8日をもって受付を終了しました。
現在、第3期(2016年12月13日開講)の受講登録を受け付けております。こちらのページをご参照ください。
2016年4月19日開講予定の「社会人のためのデータサイエンス演習」にさきがけて、「社会人のためのデータサイエンス入門」を2016年3月1日より特別開講させていただきます。
入門編と演習(実践編)を受講することで、データ分析の基本的な知識から、ビジネスの現場で使われる実践的なデータ分析(統計分析)の手法までを身につけることができます。
「社会人のためのデータサイエンス演習」はこちらのページをご参照ください。
講座内容
今、ビジネスの現場では、統計的な思考力によって様々な課題を解決していく能力、すなわち“データサイエンス”力の高い人材が求められている。このようなことを踏まえ、本コースでは“データサイエンス”力の向上を目指し、事例なども踏まえ、データ分析の基本的な知識を学ぶ。
コースは4つの部分に分かれている。第1週では、社会でデータがどのように活用されているかについて、実際のデータを用いた分析事例を紹介する。第2週ではデータを理解し、分析する際に必要な統計学の基礎について学ぶ。第3週では、日ごろ目にすることの多いデータの見方について学ぶ。第4週では、誰もが入手可能な公的統計データをインターネットを用いて簡単に取得する方法について説明する。
第1週:統計データの活用
~コースへの導入、分析事例から分析に用いる統計的な考え方、データの見方への導入を図る~
- 大人のための統計学~エビデンスに基づく意思決定へ
- データサイエンスとは~データに基づいて課題を解決する能力を身に着けよう
- 平均値の見方~分析事例(1)~“平均値”にだまされない
- M字カーブの改善効果~分析事例(2)~少子高齢化社会を支える労働力人口の増加のために
- 普及率の地域間比較~分析事例(3)~太陽光発電システムの普及率
- 付加価値額と非正規職員比率の関係~分析事例(4)~付加価値額の産業間比較
- スポーツをデータで科学する~分析事例(5)~ワールドカップで勝つためには
第2週:統計学の基礎
~データ分析に必要な統計学の基礎を学ぶ~
- 代表値~平均値・中央値・最頻値~たくさんのデータを数値ひとつであらわそう
- 分散・標準偏差~データの中の違いをあらわそう
- 四分位・パーセンタイル・箱ひげ図~データの分布を表現しよう
- 関係の見方・相関係数~データの間の関係を表現しよう
- 回帰分析~データの間の関係を表現しよう
- 標本分布~統計数値の精度を考える
- 信頼区間~統計数値の精度を考える
第3週:データの見方
~データの見方について基本的な方法を学ぶ~
- 統計表の見方~実際のデータを見てみよう
- 比率の見方(1)-クロスセクションデータ~比率の活用
- 比率の見方(2)-使い方と注意点~比率を使った分析
- 時系列データの見方(1)-基礎編~時間とともに観測されるデータ
- 時系列データの見方(2)-発展編~様々な調整
- 時系列データの見方(3)-分析編~予測をしてみよう
第4週:公的データの入手とコースのまとめ
~誰もが入手可能なデータである公的統計データの入手方法を学び、コースのまとめを行う~
- 公的データの入手方法~e-Statの紹介
- e-Statの使い方(人口ピラミッド)~データベース機能
- e-Statの使い方(GIS機能)~地図上にデータをあらわしてみよう
- コースのまとめ-“データサイエンス”力の向上へ~ビジネスシーンでの活用へ
講師・スタッフ紹介
西内 啓
東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員。保健学修士。
東京大学医学部卒(生物統計学専攻)。東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、大学病院医療情報ネットワーク研究センター副センター長、ダナファーバー/ハーバードがん研究センター客員研究員を経て、2014年より現職。2014年11月より株式会社データビークルを創業。35万部を超えるベストセラーとなった『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社刊)、その続編である『統計学が最強の学問である[実践編]』(同社)など著書多数。
土屋 隆裕
統計数理研究所データ科学研究系准教授。博士(教育学)(東京大学)。
東京都出身。東京大学教育学部卒業後、統計数理研究所助手、同助教授を経て、2007年より現職。日本統計学会、日本行動計量学会、日本分類学会、日本心理学会、日本教育心理学会会員。専門分野は統計調査法。
佐藤 整尚
東京大学大学院経済学研究科准教授。博士(工学)。
東京都出身。東京大学経済学部卒業後、統計数理研究所助手、同助教授を経て2013年より現職。日本統計学会、日本計算機統計学会、日本ファイナンス学会会員。専門分野は金融時系列分析。
奥田 直彦
総務省統計局統計情報システム課長。
徳島県出身。東京大学教養学部基礎科学第一学科卒業後、総務庁入庁。統計局で国勢調査、消費者物価指数(CPI)の作成を担当した後、行政管理局行政情報システム企画課副管理官、統計局総務課調査官などを経て、2013年より現職。
永井 恵子
総務省統計局統計情報企画室課長補佐。
新潟県出身。早稲田大学第一文学部(西洋史専修)卒業後、総務庁入庁。統計局で国勢調査、家計調査、消費者物価指数(CPI)の作成などを担当した後、内閣府経済社会総合研究所において国民経済計算(SNA)の推計を担当。2013年より現職。
神林 真美香
総務省統計局統計情報システム課課長補佐。
石川県出身。東京大学経済学部経済学科卒業後、総務省入省。千葉県総務部財政課、行政管理局行政情報システム課、(財)自治体国際化協会ロンドン事務所、自治税務局都道府県税課、自治大学校研究部勤務を経て現職。
須江 雅彦
総務省統計研修所長。総務大臣官房統計情報戦略推進官。
東京都出身。中央大学法学部法律学科卒業後、総理府入府。内閣官房、官房副長官秘書などを経て、労働省職業安定局、通商産業省産業業政策局に出向。総理大臣官邸報道室長、内閣広報室内閣参事官、内閣府参事官、大臣官房人事課長、日本学術会議事務局次長(イノベーション25担当大臣特命室次長)等を歴任し、総務大臣官房審議官、財務大臣官房審議官を経て、2011年に総務省統計局調査部長、2012年に統計局長に就任。2014年より現職。
※ 講師の肩書き等の情報は講座制作当時(2015年3月)のものとなります。