
眞嶋 俊造(まじま しゅんぞう)
北海道大学文学研究科応用倫理研究教育センター准教授。応用倫理学のうち、国家間やグローバルな政治経済に関する倫理的諸問題を扱うグローバルエシックス、また特に戦争と平和に焦点を当てた戦争倫理、正戦論、さらに軍事専門職の職業倫理について研究している。
主な著書
『正しい戦争はあるのか?ー戦争倫理学入門ー』(大隅書店)
『民間人保護の倫理――戦争における道徳の探究』(北海道大学出版会)
など。
(2018/12/21追記)
本講座(第1回)は2017年6月30日をもって受付を終了いたしました。
現在、第2回(2019年2月21日開講)の受講登録を受け付けております。
こちらのページをご参照ください。
(2017/03/30追記)
この講座には「通常コース(無料)」と「対面学習コース(有料)」の2種類のコースがあります。*対面学習コース(有料)では、対面授業を5/13(土)東京、5/20(土)北海道で開催します。
対面学習とは http://gacco.org/face-to-face.html
私たちは皆、「戦争は悪い」「戦争はよくないもの」と考えてはいるだろう。しかし戦争はなくなっていない。反対に戦争は政治の一手段として時には必要と考える人もいるだろう。また戦争では、しばしば人権を無視した事態が生じる。人権や倫理なんて戦争に関係ないと考える人もいるかもしれない。しかしそれで本当によいのだろうか?この「よいのか?」という観点、つまり倫理的に「よい」のか、「正しい」のかという観点から戦争について批判的に考察することはできないだろうか?さしあたって「正しい戦争はあるのか?」と問いを立ててみよう。そこからもし正しい戦争の規準を導けるとするならばどうだろうか?
本講座では、戦争倫理学において主要な理論である正戦論を用いることにより、戦争の倫理的諸問題を考える。正戦論は「正しい戦争」の規準を構築することによって、むしろ実際の戦争の悪を暴き出すものであると考える。そして、戦争を批判的に考察し、戦争を時には必要と見なす人にも戦争に反対である人にも、双方が議論することのできる共通の土台となる正戦論を用いることにより、戦争の倫理的諸問題を検討する。
北海道大学文学研究科応用倫理研究教育センター准教授。応用倫理学のうち、国家間やグローバルな政治経済に関する倫理的諸問題を扱うグローバルエシックス、また特に戦争と平和に焦点を当てた戦争倫理、正戦論、さらに軍事専門職の職業倫理について研究している。
主な著書
『正しい戦争はあるのか?ー戦争倫理学入門ー』(大隅書店)
『民間人保護の倫理――戦争における道徳の探究』(北海道大学出版会)
など。
・TA紹介
北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 技術補佐員。
北海道大学文学研究科にてミシェル・フーコーの研究で修士課程修了。その後同大学オープンエデュケーションセンターの技術補佐員として、眞嶋准教授による応用倫理学、戦争倫理学などで反転授業のサポートなどに従事。
戦争に問題意識を抱いている人。
倫理学の知識は不要(とりあえず必要な知識はこの講座で学習できる)。ただし、歴史的な知識の不足分については、適宜、受講者自身が調べるなどといった行為が必要(特に湾岸戦争、コソボ紛争、第二次世界大戦など)。
得点率60%以上
※当初「70%」と掲載しておりましたが、得点率を上記のように変更させていただいておりますので、予めご了承ください。
4週間
カテゴリーⅠ
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