(2018/9/18追記)
本講座(第2回・特別開講)は2017年12月25日をもって受付を終了しました。
現在、第3回(2018年12月4日開講)の受講登録を受け付けております。
こちらのページをご参照ください。
この度、『社会人のためのデータサイエンス演習』の開講に先立ち、活用編となる『誰でも使える統計オープンデータ』を特別開講しております。
オープンデータである統計データを活用したデータサイエンスをわかりやすく解説しており、『社会人のためのデータサイエンス演習』と併せて学習していただくことで、より活用の幅が広がるかと思います。この機会に、ぜひご受講ください。
※特別開講のため、修了証の発行はございません。
講座内容
総務省統計局が提供する講座第3弾、オープンデータである統計データを活用したデータサイエンスをわかりやすく解説します。
今、様々な意思決定の場で、統計的な思考力によって様々な課題を解決していく能力、すなわち“データサイエンス”力の高い人材が求められている。本コースでは“データサイエンス”力の向上を目指し、事例なども踏まえ、e-Stat(政府統計の総合窓口)、統計GIS(jSTAT MAP)、API機能等を使い、統計オープンデータを活用したデータ分析の基本的な知識を習得する。
コースは4つの部分に分かれている。第1週では、e-Stat(政府統計の総合窓口)の統計データを活用したデータ分析の事例、e-Statの基本的な活用方法を学ぶ。第2週では公的統計データの基本事項及び読み方を学ぶ。第3週では、統計データと地図を組み合わせた統計GIS(jSTAT MAP)の活用方法を学ぶ。第4週では、講座全体のまとめと、統計API機能の仕組みや具体的な活用事例等の統計オープンデータの高度な活用方法を学ぶ。
第1週:e-Statを使ったデータ分析
- e-Statを活用したデータ分析事例(1)(簡単な分析事例)
- e-Statを活用したデータ分析事例(2)(複数データのマッシュアップ分析)
- e-Statを活用したデータ分析事例(3)(マッシュアップのためのデータ加工作業)
- e-Statを活用したデータ分析事例(4)(マッシュアップのためのリサーチデザイン)
- e-Statの主な機能
- e-Statの使い方(グラフの作成)
第2週:公的統計データの使い方
- 公的統計の種類と体系
- 労働力統計の読み方(労働力調査の基礎知識、労働力調査を利用する際のポイント)
- 家計統計の読み方(家計調査の基礎知識、家計調査結果を利用する際のポイント)
- その他の統計の読み方とまとめ
第3週:統計GISの活用
- 地図による小地域分析(jSTAT MAP)でできること
- 簡単にできるレポート作成
- 活用事例 保育施設配置の検討(ある地域の保育環境を見てみる)
- 活用事例 避難施設配置の検討(任意のエリアの避難施設配置状況を見てみる)
- その他の機能とまとめ
第4週:統計オープンデータの高度利用
- 統計APIでできること
- 統計APIの仕組み
- 統計オープンデータの地方公共団体での活用事例
- 統計オープンデータのビジネス活用
- 統計オープンデータの利活用に向けて、講座のまとめ
講師・スタッフ紹介
西内 啓
東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員。保健学修士。
東京大学医学部卒(生物統計学専攻)。東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、大学病院医療情報ネットワーク研究センター副センター長、ダナファーバー/ハーバードがん研究センター客員研究員を経て、2014年より現職。2014年11月より株式会社データビークルを創業。35万部を超えるベストセラーとなった『統計学が最強の学問である』(ダイヤモンド社刊)、その続編である『統計学が最強の学問である[実践編]』(同社)など著書多数。
小谷 祐一朗
株式会社おたに 代表取締役。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校 教育情報大学院終了(MA in Education)。オープンデータを活用して全国各地の不動産物件の販売価格を予測するサービス「GEEO(ジーオ)」を開発。GEEOは2014年11月、Mashup Awards実行委員会が主催し、総務省や経済産業省、内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室が運営パートナーを務める「Mashup Awardsオープンデータ部門賞」で最優秀賞を受賞。2015年6月には総務大臣奨励賞を受賞。また、2015年9月にグッドデザイン賞も受賞。
千野 雅人
総務省統計局統計調査部長。
総理府入府。統計局において、経済統計課長、国勢統計課長、調査企画課長を歴任。独立行政法人統計センター理事、総務省大臣官房審議官(恩給、統計担当)を経て、2015年7月より現職。
柿原 謙一郎
総務省統計局統計情報システム課長。
総務庁入庁。内閣官房内閣広報室企画官、総務省人事・恩給局企画官、内閣府規制改革推進室参事官などを経て、2016年より現職。
佐藤 朋彦
総務省統計局統計調査部消費統計課調査官。
総理府入府。統計局において家計調査、全国消費実態調査を担当後、経済企画庁経済研究所国民所得部に出向。消費者物価指数の2000年基準改定の担当係長を歴任した後、福岡県企画振興部調査統計課企画主幹、統計研修所教官、東京大学社会科学研究所助教授等を経て現職。また、2010年より神戸大学経済経営研究所客員教授を兼務。
松岡 大輔
総務省統計局労働力人口統計室統計専門職。
総務省入省。総務省人事・恩給局、内閣府政策統括官(共生社会政策担当)などを経て、2016年より現職。労働力調査の審査・発表業務に従事。
河合 李奈
総務省統計局統計情報システム課。
総務省入省。中部管区行政評価局を経て現職。政府統計の総合窓口(e-Stat)の企画など、統計オープンデータの利活用促進に携わっている。
中村 耕太郎
総務省統計局統計調査部消費統計課。
総務省入省。統計局で消費者物価指数(CPI)の作成を担当した後、現在は家計調査の改善及び新たな消費関連指標の開発に関する業務に従事。
西村 正貴
独立行政法人統計センター 統計情報・技術部 共同利用システム課 総合戦略担当 統括統計職。
総務庁に入庁後、独立行政法人統計センターにおいて、政府統計の総合窓口(e-Stat)などを提供する政府統計共同利用システムの設計運用業務に2008年の運用開始から従事。e-StatのAPI機能について、初期設計から携わっている。
亀本 薫
独立行政法人統計センター 統計情報・技術部 共同利用システム課 地域・標準担当 係長。
総務庁に入庁後、独立行政法人統計センターにおいて、政府統計の総合窓口(e-Stat)などを提供する政府統計共同利用システムの設計運用業務に2010年から従事。主に、e-StatのGIS機能の構築及び運用について携わっている。
※ 講師の肩書き等の情報は、2017年3月時点のものとなります。
前提条件
・表計算ソフトMicrosoft Excelの基本的な操作ができること
講義で使用しますので、Microsoft Excelがインストールされたパソコンを準備してください。
※簡単な計算や関数、グラフ作成などができればExcel以外でも問題ありません。ただし、講義はExcelを用いた説明となります。
留意事項
・地図による小地域分析(jSTAT MAP)の利用申込みを行うこと
(https://jstatmap.e-stat.go.jp/gis/nstac/)
講義で使用しますので、事前に利用申込みを行ってください。
※メールにてIDとパスワードが配信されます。(平日 9:30~18:00)
※すでにIDを取得済みの場合は、利用申込みは不要です。
・「社会人のためのデータサイエンス入門・演習」を受講していなくても、受講可能です。
課題内容
各週課題:多肢選択問題5問程度
最終課題:多肢選択問題20問程度
※本講座の「課題内容」は、2017年6月6日に開講したものと同じ内容です。
修了条件
※本講座では「修了証」の発行はありません。
学習期間
4週間
※本講座はWeek1~Week4までの講義動画および課題、解答・解説が開講日に一斉に公開されます。
補助教材
「誰でも使える統計オープンデータ オフィシャル スタディ ノート」
本書は、データサイエンス入門編・演習編講座に続く第3弾の講座として開講された「誰でも使える統計オープンデータ」のためのオフィシャル スタディ ノートです。
このスタディノートは、”データサイエンス”力の向上を目指し、政府統計の総合窓口であるe-Stat(イースタット)、総務省及び(独)統計センターが提供する統計GIS、API機能等を使い、統計オープンデータを活用したデータ分析の手法を学ぶことができる内容となっています。また、各講義のすべてのスライドが網羅されるとともに各スライドの説明が加えられています。
- 価格・サイズ
A4判 162ページ
販売価格:1,000円(税別)
- 編集
総務省統計局
- 著者
西内 啓、小谷 祐一朗、千野 雅人、柏原 謙一郎、佐藤 朋彦、松岡 大輔、河合 李奈、中村 耕太郎、西村 正貴、亀本 薫
- 発行
一般財団法人 日本統計協会
●下記サイトよりお申し込みいただけます