SBI大学院大学
教授
守屋 洋(もりや ひろし)
昭和35年 東京都立大学人文学部中国文学科 修士課程修了。中国古典に精通する第一人者として、著述・講演に活躍。
“象牙の塔”の学問でなく、現代社会の中で中国古典の知恵がどう生かされているのかを語り、難解になりがちな中国古典を、平易な語り口でわかりやすく説く。日本文藝家協会会員。日本ペンクラブ会員。
唐王朝の二代目太宗(李世民)の治世は、その年号にちなんで「貞観の治」とたたえられてきました。
『貞観政要』という古典は、太宗と重臣たちとの問答を通して、そういう盛世をもたらした苦心経営ぶりをまとめたもので、昔から、帝王学の指南書として読み継がれてきました。そのさわりの部分を取り上げています。
現代のトップやリーダーも、与えられた責任を全うするためには、それなりの覚悟を必要とします。その心得の条をこの古典から学んでください。