SX実践論:#6 安全な水とトイレを世界中に ~水循環と衛生観念~

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1章では、SDG‐06のターゲットから2つに注目して解説をしていき、日本の水に関する変遷、そして安全な水を提供していくことの難しさについて触れています。そして、そのためには、統合水資源管理を実施する、地域コミュニティの参加を支援・強化するということが大事であると述べています。
講座内容
途上国での「水」の現状と水問題の原因、解決のためのアプローチや活動事例、そして企業経営に与える影響、問題解決に向けた企業の取り組みや役割にについて学びます。
おすすめの対象者
- 全ビジネスパーソン(特に日用品業界もしくは関連業務従事者)
カリキュラム
1章では、SDG‐06のターゲットから2つに注目して解説をしていき、日本の水に関する変遷、そして安全な水を提供していくことの難しさについて触れています。そして、そのためには、統合水資源管理を実施する、地域コミュニティの参加を支援・強化するということが大事であると述べています。
2章では、途上国での水問題について、政治や社会の秩序に影響を受けて発生していることに触れ、水の値段について考察しています。途上国での水道水の実態を紹介し、また、水は紛争の種でもあり、恵みでもあり、災いでもあるとして、水と共存する方法を知ることが大事と述べています。
3章では、きれいな水を確保するためには、まずはその国や地域が水を扱い、運営していける資金を持てることが前提条件となることを述べ、合わせて教育も大事であることを主張しています。
4章では、取り組み事例を紹介し、水問題解決のための取り組みには、水源の獲得、使える水の生産、水源の保持といった技術的なものから、国家間の援助、都市の再生など政府や行政の取り組みことなど多岐にわたることを解説しています。
5章では、バーチャルウォーターや水の公共性に触れ、清水が手に入らない事態になったらどうなるのか、について述べています。そして、生産工程で発生する化学物質について、循環という観点から考察しています。
6章では、企業が水問題に関する役割について述べ、3つの方法を提案しています。
講師・スタッフ紹介
アキナガオフィス所長
1986年に大学院終了後、水分野に関する設計コンサルタントに入社し、主として下水道分野に従事した。国内外の下水道の調査、構想、基本計画、認可設計、実施設計、施工管理業務、下水処理水の再生プロジェクトを経験した。2006年に汚水収集システムのLCCーLCCO2に関する研究で博士号を取得した。2005年より中国、アルバニア国、ベトナム国でODAプロジェクトを担当し、2008年より2019年まで、ベトナム国にて水環境改善のプロジェクトマネージャーとして赴任、2019年から国際化支援として若手の教育研修業務に従事し、2021年3月に定年退職してアキナガオフィスを開所した。アキナガオフィスでは、海外プロジェクトの支援及び若手の教育研修を行っている。
- ジャンル: Business > SDGs
- 提供価格: 8,000円(税込8,800円)
- 受講可能期間: 3か月
- 動画時間: 1時間03分
- 課題: あり
- 修了条件: テスト合計70%以上
- 字幕: なし
- ダウンロード資料: なし